排水溝の臭い対策。臭いの原因と消臭する方法
排水溝の掃除を少しでも怠ると、ヌルヌルとした汚れが付いてしまい、悪臭を発生してしまいますよね。今回は、「排水溝がつながっている下水」と「排水トラップ」の掃除方法をご紹介します。
臭いについての対処法や、ホテルや旅館などの様々な場面に合わせた消臭方法をご紹介しています。
いつもはそれほど気にならなくても、外出から帰ってきたときなどに、ふと部屋がカビ臭いと感じたことはないでしょうか。それは恐らく思い過ごしではありません。考えられる原因は何で、どんな対策方法があるのか、今回は部屋のカビ臭さに関して解説します。
「部屋がカビ臭い」と感じたときは、実際に部屋のどこかにカビが繁殖していると考えるべきです。疑うべき場所はエアコンのフィルター、タンスの中や木材部分、窓枠、カーペットの裏、ソファの裏、押し入れの中などでしょう。基本的に埃がたまりやすいところ、換気が行き届かないところ、湿気が多く日当たりの悪いところはカビがはびこりやすくなっています。
もちろん、梅雨の時期は特に注意が必要です。外に洗濯物が干せずに部屋干しが多くなると、その分、室内に湿気がこもってカビにとって都合の良い環境ができ上がってしまいます。
そのため、カビを防ぐにはまず埃と湿気を取り除くことを考えなくてはなりません。まめに掃除をしてこの2つを排除することができれば、カビの発生は最小限に抑えられるはずです。
カビを殺菌するためには、エタノールを使うのが効果的です。エタノールは、酒類の主成分でもあるアルコールの一種です。注射のときなどに、消毒のために塗るのもエタノールです。薬局に行くと、「無水エタノール」という99%がエタノールのものと、水で薄めて80%前後にした「消毒用エタノール」が売られています。このうち、消毒効果が最も優れるのは水を含んだ消毒用エタノールで、利用範囲も広く家庭用としての使用に適しています。
そもそも、カビは水拭きで拭き取ろうと雑巾を使うと、湿気を与えてしまいよけいに繁殖してしまいます。そこで、カビを分解する働きがあるエタノールをスプレーすれば、効率よくカビを退治できます。ただし、エタノールはカビを取り除くことはできないので、十分にエタノールを吹き付けてよく乾かしたら、次に塩素系の漂白剤を使って拭き取るようにするのがおすすめです。
また、エタノールは必ず火の気のないところで使用し、換気を十分に行うことにも注意してください。さらに、プラスチック類に使用すると表面を溶かしてしまうこともあるので注意しましょう。
カビは臭いの原因となるだけでなく、健康に被害をもたらすこともあります。アレルギー疾患や、アスペルギルス症(カビ性の肺炎)、水虫、さらには肝硬変を引き起こす要因に挙げられることすらあります。そのため、普段から除湿機などを使用してカビ発生を予防し、上でも述べたように掃除を怠らないようにしてください。
また、カビを見付けてエタノールなどで除去作業を行うときは、換気のほかにマスクをつけることもおすすめします。カビは生物であり、ただの汚れとは違うということを理解しておきましょう。
もし部屋にいてカビ臭さを感じたら、それは早急にカビを除去する必要があるというサインです。ここで述べたことを参考に、なるべくすみやかにカビの除去を行うようにしてください。