衣服にしみつく頑固な臭い。香水の臭いの消し方とは？

ココ・シャネルが「香水をつけない女性に未来はない」という名言を残したように、香水は女性にとって「自分らしさ」を表現するのに欠かせないアイテムの一つです。ところが、付けすぎてしまったり、誤ってこぼしてしまったりしたら一転、強烈な香りは周囲の人にとって大変な迷惑となってしまいます。今回は、そんなピンチに役立つ香水の臭いの消し方について詳しく解説していきます。

意外と多い香水のトラブル

ここでは、香水を付ける際にどんなトラブルや間違いがあるのかを見ていきましょう。

香水を付けすぎた

思った以上に香水を付け過ぎてしまったというのは、誰もが一度は経験したことがあるはず。これが朝の通勤前だったりすると、満員電車に乗っている間に申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまうものです。香水を付けすぎてしまった際は、できるだけ出掛ける前に必ず対処するようにしましょう。

他人の香水が衣服に付いた

きつい香りを付けている人と長時間一緒にいると、自分の髪や洋服に臭いが移ってしまうことも。満員電車のように、人と密着する空間でもこういったケースが多くあります。病院や葬儀場など職場によっては、こうした香水の移り香ですら問題となる場合もあるので、他人の臭いが付いた場合には、しっかりと取り除くことが大切です。

人から香水がきついと指摘されてしまった

職場をはじめたくさんの人が集まる場所では、必ずしも香水が好きな人ばかりではありません。臭いの好みは人によって千差万別ですから、自分が気に入っている香水が相手にとっては不快な臭いとなることもあります。オフィスでの香水は、香りが主張しすぎるものは避け、爽やかな香りをさりげなく付けるようにしましょう。

洗濯をして香水の臭いを消す方法

衣服に香水が付いてしまった場合は、クリーニング店に出すのが一番ですが、緊急な場合は以下の手順である程度なら取り除くことが可能です。ただし、洋服の素材によっては向かない場合もあるので、きちんと確認をした上で行うようにしてください。

アルコールで香水を落とす

香水の香料はアルコール消毒をすると臭いがやわらぎます。消毒用のアルコールスプレーを香水が付いた部分にたっぷりとかけて香料を浮かせましょう。

重曹を入れたお湯で手洗いをする

洗面器に洋服がつかるぐらいのぬるま湯と大さじ2杯程度の重曹を入れ、優しく手洗します。かなり臭いが取れるはずです。

しっかりと乾かす

日当りや風通しが良いところに干してしっかりと乾かします。乾いた後もすぐにしまわず、しばらく通気性の良いところにかけておきましょう。それでも臭いが取れない場合は、スチームアイロンを当てて、蒸気と一緒に臭いを飛ばすのもおすすめです。

外出時におすすめ！ 香水の臭いの消し方

外出時に香水を付けすぎてしまった際に、臭いをうまく消す方法を下記で紹介します。

首筋に付けた香水

シャワーで洗い流せば簡単に落とすことができますが、急いでいるため時間がない場合には、アルコール除菌タイプのウェットティッシュで拭き取りましょう。気にならないほどの香りにまで抑えることが可能です。

洋服に付いた香水

消臭剤が効果的な場合があります。ただし、一種類当たり数十種類の香料が使用されている香水は、シャワーで洗い流せる素肌と違って、洋服に付いた場合は、消臭剤で完全に消すことは難しいと言われています。
そのため消臭剤を試す際には、余分な香りを重ねることのないように、無香料タイプの消臭剤を試すようにしましょう。ある程度臭いが和らぐはずです。

なお、香水を付けすぎてしまうことがないように、洋服に付ける際は、ふんわり香る程度にしましょう。例えば、体から香水を30センチ程離して使用する、半プッシュ程度の量に抑える、直接体に付けるのではなく、空中にプッシュしてその中をくぐるだけにする、といった工夫をしてみてください。

香水は、通勤前や待ち合わせ前など、慌てているときに限って失敗してしまうもの。ここで紹介した内容を参考に、効果的に臭いを取り除く方法をしっかり覚えておくと便利ですよ。

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