ベチベルライフ コラム

臭いについての対処法や、ホテルや旅館などの様々な場面に合わせた消臭方法をご紹介しています。

各空間の臭いについて

車内の臭いの消臭について

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自動車の車内は密閉空間である時間が長いため、臭いがこもってしまいがちです。車に乗った瞬間、嫌な臭いを感じた経験を持つ人も多いかと思います。車内の臭いが原因で気分が悪くなり、車酔いをしてしまうことも。
ここでは、車内の臭いの発生原因や対策方法をまとめてみましょう。

臭いの元はタバコ? カビ? 体臭?

車内の嫌な臭いの代表的なものと言えば、タバコの臭いです。車内で一度でも喫煙してしまうと、ヤニの臭いがしみついてしまいます。喫煙者はあまり気にならないかもしれませんが、非喫煙者は不快に感じる方が多いようです。

また、車内の設備にカビが発生して悪臭の原因となる場合があります。適度な湿度と温度環境があるエアコン内部や、雨などで湿ったフロアマットはカビの温床になります。シーズンごとなど、定期的なお手入れが必要です。
さらに、乗車する人の体臭などがシートに染みつく場合もあります。小さなお子さんのいる家庭ではお菓子の食べこぼしが臭いの原因となっていることもあります。

エアコンやマットはカビに注意!

カビによる悪臭が発生しがちなエアコンとフロアマット。具体的にはどのようにお手入れするのが良いのでしょうか。

エアコン内部の臭い対策として手軽なのは、スプレータイプの消臭剤を使うことです。フロントガラスの下にある外気取り入れ口周辺にスプレーを噴射し、外気導入モードのパワー全開でしばらく送風を続けます。この方法で消臭剤が外気とともにエアコン内を循環し、悪臭の除去が期待できます。
エアコンの臭い予防には内部を乾燥させることが不可欠。できる限り内部循環モードは避け、外気導入モードを使用するようにします。
エンジンを切る5分程前からエアコンをオフにし、送風だけを使用すると、内部を乾燥させるのに効果的です。

また、エアコンの冷却装置の一部であるエバポレーターに溜まった埃や花粉などに、カビやダニが発生することが多いようです。そのため、カーエアコンからの風が臭う場合は、エバポレーターを洗浄することで改善できるケースがあります。
しかし、エバポレーター洗浄は複雑な作業ですので、自分で行うのが難しい場合はディーラーに依頼すると良いでしょう。また、エアコンフィルターを交換するのも効果的です。

雨の日などに濡れたまま密閉状態の車内に置かれているフロアマットも、カビや雑菌が繁殖しがちです。臭いを防ぐためには、定期的に取り外して洗う必要があります。この際、天日に干すなどして完全に乾かしてから車内に戻すのが鉄則です。

シートや天井、窓ガラスにも臭いが!?

夏の暑い日や長時間乗車した場合などに、乗車する人の汗や皮脂が座席に付着することがあります。これが車内の汗臭さの原因であり、付着した汗や皮脂に雑菌が繁殖してしまうことも臭いの原因となってしまいます。

シートを取り外して丸洗いするのは容易ではありませんので、消臭作用があるとされる重曹を座席に撒いて数時間~数日放置し、掃除機で吸い取ると良いでしょう。
布製のシートであれば、消臭スプレーの使用もおすすめです。中でも、化学薬品を一切使用していないベチベルミストは、消臭だけでなく、除菌の効果も期待できる優れものですので、ぜひ一度お試しください。

その他、天井や窓ガラス、ダッシュボードなどに、気づかないうちに悪臭の元になる臭い物質が蓄積されている場合がありますので、車内をくまなく水拭きすることを習慣づけましょう。

車内にこもった臭いは、放っておかずに素早く対処することが大切です。また、天気の良い日には窓やドアを全開にして、風通しすることを心がけましょう。