ベチベルライフ コラム

臭いについての対処法や、ホテルや旅館などの様々な場面に合わせた消臭方法をご紹介しています。

各空間の臭いについて

お風呂のカビ対策。臭いを消臭する方法

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お風呂場の「カビ」は放置すると臭いの元となり、お風呂場の壁や床を傷める原因になってしまいます。カビを見つけたら放置せずに、きちんと取り除いてあげましょう。

今回は、今日からすぐにできるお風呂のカビ対策をご紹介します。

退治するには敵を知れ! カビの正体

現在世の中には、80,000種を超えるカビが存在すると言われています。多くのカビは温度20〜30度、湿度60%以上で活発に活動すると言われますが、0度の寒さの中でも生育が可能です。

カビは、みそやしょうゆの醸造醗酵に必要な菌類と同じ仲間で、自然界の掃除屋として様々な物質を分解して土に返したり、醸造を促したりと私たちの役に立つ種類のカビも存在しており生活に役立つカビも存在しております。
ただし、家庭の水回りに発生することでおなじみのクロカビ、ススカビというカビは毒性が強く深刻なアレルギーを引き起こす原因になります。例えば、ぜんそくなどの呼吸器系アレルギーの主な原因はカビやダニなどのハウスダストだと言われており、こちらは生活に有害なカビと言うことができます。

アレルゲンとして比較されることが多いダニは、50度以上の高温と50%以下の湿度で死滅してしまいますので、ダニと比べるとカビは非常にしぶとい存在だと言えます。
そんなしぶといカビを防ぐために、すぐにできる対策は大きく3つに分けることができます。

①汚れをこまめに取り除く
②水分をこまめに取り除く
③換気を徹底する

では、これらの基本対策を中心に具体的なお風呂場のカビ対策をご紹介します。

3本柱で万全! 風呂場のカビ対策

①汚れをこまめに取り除く
カビは栄養分があれば繁殖し続けます。風呂場には垢や石けんカスといった汚れがたくさんあるので、これらは全てカビの栄養分となってしまいます。
毎日の入浴で浴室についた汚れは、できるだけその日のうちに取り除きましょう。
入浴後に40℃以上の熱いお湯を床や壁にかけるだけで汚れを落とし、カビを死滅させることができます。
また、汚れが溜まりにくいお風呂場にするために、床に置くものは最低限にとどめて常に清潔に保つようにします。

②水分をこまめに取り除く
カビは水分の多い環境を好みますので、入浴後の浴室はタオルで壁や床を拭き取るなど、こまめに水分を取り除くことが大切です。

③換気を徹底する
湿度の高い空気を浴室内にとどめてしまうと、カビにとって住みやすい環境になってしまいます。入浴後には窓を開けるなど、常に換気を心掛けましょう。

生えてしまったカビには?

汚れや水分を取り除き換気を徹底していても、気がつくとお風呂にカビが生えていた……ということもあるかもしれません。
特に、浴室に窓がない場合は換気扇を使って換気をしますが、お風呂場にカビが生えたまま換気扇を回すと空気の流れによってカビが浴室内に飛散してしまい、更なるカビの発生を促してしまう原因となりますので注意が必要です。

カビが発生してしまった場合はクレンザーや粉石けんに水で薄めた漂白剤を加え、ブラシに付けてこすると良いでしょう。クレンザーの研磨力でカビを落とし、漂白剤でカビの色素を取り除くことが可能です。
カビを落とした後、石けんカスや水あかなどのアルカリ性の汚れを中和する効果のあるお酢やクエン酸を吹きかけておくことで殺菌作用が得られ、カビの予防になります。カビが繁殖すると臭いの元になる細菌も繁殖してしまいますので、カビをキレイに取り除けたとしても臭いまで取り除けるとは限りません。
カビをキレイに掃除した後は、消臭剤などを使って嫌な臭いも取り除きましょう。
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