ベチベルライフ コラム

臭いについての対処法や、ホテルや旅館などの様々な場面に合わせた消臭方法をご紹介しています。

各空間の臭いについて

車内の臭いトラブル!灯油の臭いを消す方法


冬場の暖房器具として根強い人気を誇る石油ストーブですが、ガソリンスタンドへ灯油を買いにいった際に、誤って車内にこぼしてしまった経験はありませんか? 灯油は少量であってもかなり強い臭いがするため、車のような狭い空間では気分が悪くなってしまうこともあるほどです。そこで今回は、灯油の臭いを消す方法について詳しく解説していきます。

そもそも灯油ってどんなもの?

灯油は石油製品の一種です。原油から硫黄をはじめ不純物を徹底的に取り除き精製したもので、石油製品の中でも比較的扱いやすいのが特徴です。ガソリンと比べると揮発性が低く、引火点も40~60℃以上と高いため、ポリタンクに入れておけば自宅で常温保管をすることもできます。ただし、誤って引火することがないように、保管場所での火の扱いには充分気を付けるようにしましょう。

私たちが普段、ストーブの燃料として使っている灯油は、精製度の高い「白灯油」と呼ばれているものです。
自宅で保管ができる灯油ですが、時間の経過に伴い劣化することも忘れてはいけません。劣化により黄色く変色した灯油の使用は、暖房器具を故障させてしまうこともあるので注意が必要です。1~2年ほど使わなかった劣化灯油は、ガソリンスタンドで処分してもらいましょう。

灯油の臭いの原因と、臭いを消す方法

灯油やガソリンなどの石油製品の臭いはとても独特で、ほとんどの人がこの臭いを不快だと感じるはずです。この臭いの原因は、石油製品の主成分である炭化水素が臭いを発する成分だからだと言われています。
では、灯油を車内でこぼしてしまった場合はどうしたら良いのでしょうか。具体的な方法をいくつか見ていきましょう

粉洗剤を使った消臭方法

灯油をこぼした部分に、直接洗濯用の粉洗剤を撒きます。粉洗剤が灯油を吸収したら、掃除機できれいに吸い取りましょう。粉洗剤がなければ、代わりに小麦粉や塩でも代用が可能です。

消臭剤を使う方法

こぼれた灯油の消臭には、スプレータイプの消臭剤も効果的です。イネ科の植物であるベチベルから抽出された成分を使った消臭スプレー「ベチベルミストPRO」なら、化学薬品を使っていないため、たとえお子さんが乗る車だとしても安心して使えます。また、ベチベルミストはセスキテルペンという物質が多く含まれています。この物質は石油製品の炭化水素などのニオイ物質と結合し、分解させる効力があるため、消臭効果が期待できます。

灯油をこぼした場所に新聞紙を置いてしっかりと灯油を吸収させたら、仕上げにスプレーをかけておけばOKです。なお、無香料タイプのスプレーなら、灯油の臭いに余計な臭いを加える心配もありません。

今回は、灯油の臭いを消す方法について紹介しました。灯油の臭いはなかなか落ちない頑固なもの。本当は車をまるごと洗ってしまいたいところですが、車の種類によってはフロアカーペットが取り外せないものもありますから、現実的には難しいでしょう。まずは、上で紹介した内容を試してみるのがおすすめです。