ベチベルライフ コラム

臭いについての対処法や、ホテルや旅館などの様々な場面に合わせた消臭方法をご紹介しています。

各空間の臭いについて

ホテルの更衣室や靴箱の臭いの対処法について

更衣室で管理する制服、靴などは、常に清潔にしておきたいものです。
しかし、お客様の目に触れない従業員専用のスペースである更衣室や従業員用靴箱は、ついつい掃除を怠りがち。汚れを放置していると、あっという間に嫌な臭いが発生してしまいます。
今回は、更衣室や靴箱の掃除法と臭いの対処法についてご紹介しましょう。

靴箱の汚れは水拭きで十分対応可能!

泥や砂、埃などで汚れているイメージがある靴箱です。そのほとんどが水性の汚れです。
水拭きで十分対処できます。
しかし、外を歩いた靴を毎日入れるわけですから、数日放置するだけで汚れが溜まってしまいます。また、雨や汗で湿った靴を入れておくと雑菌が繁殖し、靴箱に嫌な臭いが発生する原因になります。
靴箱は定期的に掃除して、常にクリーンな状態をキープするよう心がけましょう。

具体的な掃除方法

靴箱の中身をすべて外に出し、できる限り乾燥させます。靴箱の内部は掃除機や箒を使って泥や砂を取り除きます。さらに固く絞った雑巾で水拭きをします。臭いが気になる場合は、消毒用エタノールなどで仕上げ拭きすると効果的です。

棚板に除湿シートなどを敷いたり、消臭ビーズを置くと悪臭を抑えることができます。除湿シートはホームセンターだけでなく、100円ショップなどでも販売していますので、チェックしてみると良いでしょう。
消臭ビーズは、多くのホテルや旅館で使用されているベチベルビーズがおすすめです。植物のちからでしっかりと消臭してくれます。
また、棚板に古新聞などの紙を敷いておくだけでも、ある程度の除湿、消臭効果が期待できます。

狭い更衣室は悪臭がこもりがちな場所

たくさんのスタッフが使用する更衣室は、様々な臭いが入り混じり悪臭がこもってしまいがち。特に個人の私物を収納するロッカーは、臭いの発生源として要注意です。

狭いロッカー内の消臭には、重曹が効果的。小さな容器に重曹パウダーを入れておくだけで、消臭効果が期待できます。臭いが取れなくなってきたと感じたら、重曹を取り替えればOK。消臭剤として使い終わった重曹は、洗面台などを磨く際のクレンザー代わりとして再利用可能です。

ロッカー内にしみついた臭いを取り除くためには、一度私物を全て出して水拭きする必要があります。汚れが気になる場合には、水で薄めた住居用洗剤などで拭くのも効果的です。
消毒用アルコールで拭いたり、スプレーを噴射しておけば、臭いの元となる菌の繁殖を防ぐこともできます。
また、汗や皮脂などで汚れた服は、ロッカー内に放置することなく早めにクリーニングに出しましょう。

放置されがちな場所でも定期的なケアを

靴箱や更衣室を不潔にして発生した臭いが制服にしみついてしまっては大変。靴箱や更衣室を清潔に保つために、スタッフひとりひとりができるケアはたくさんあります。
具体的なケア方法としては、靴は一定時間乾燥させてから靴箱に入れる、制服や私服はハンガーにかけて風を通してからロッカーに入れる、ロッカーを時々開け放して空気を入れ替えるなどが挙げられます。
週ごとの管理担当者を決めるなどして、更衣室や靴箱の汚れや臭いを放置しないようにしましょう。

更衣室や靴箱は、仕事の始まりと終わりに使用する場所ですので、1日を気持ちよく過ごせるよう清潔に保ちましょう。