ベチベルライフ コラム

臭いについての対処法や、ホテルや旅館などの様々な場面に合わせた消臭方法をご紹介しています。

消臭剤・アロマについて

消臭剤に使われている天然由来成分について

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技術が進歩し、私達の身の回りにも化学物質を使用した製品が増えています。化学物質を使った製品は、強力な効能がある反面、使用方法を間違えると人体に害を及ぼすものなどもありますので、取り扱いには細心の注意が必要です。
こうした現状の化学物質への不安から消臭剤にも安全性を求める人が増え、天然由来成分を使用した消臭商品が注目されています。
このような商品は、古くから消臭や防虫、殺菌などに使われてきた植物などを活用して、人や環境に優しくかつ高い消臭作用を発揮する特徴があります。
今回は、消臭剤に使われる天然由来成分の特徴をご紹介します。

「生活の場」で使う消臭剤こそ人に優しいものを

社会の発達とともに様々なニオイが発生する様になり、人々の「ニオイ」への嫌悪感の増加と共に、消臭商品の需要も高まりました。
従来は風通しの良い木造の日本家屋が一般的でしたが、新建材による西洋に近い建物が増え、現代の日本では密閉化された住宅も多くなりました。ニオイが室内にこもるようになってしまい、消臭商品の需要の高まりにつながっていると考えられます。

需要の高まりと同時により高い効果が求められるようになり、化学物質などを使用した消臭剤が一般的になりました。
しかし、台所やトイレといった水回りはともかく、カーペットや布団、カーテンなど、肌に直接触れるものに化学物質を使用した消臭剤を使用することに抵抗があるという方も増えています。
家庭内の身近な臭いに対処する消臭剤は、少しでも人に優しいものを選びたいものです。

天然由来成分で人や環境に優しく消臭を

植物から抽出された精油などの殺菌、消臭作用を生かした天然由来成分は、人体や環境に及ぼす影響が少ないのが特徴です。

天然由来成分の消臭剤は植物から抽出されているので、布団や枕といった寝具などの直接肌に触れるものにも安心して使うことができます。また、換気が難しい狭い個室やエレベーター、車内などの閉鎖空間にも安心して使用できます。

合成界面活性剤を使わない、天然由来の消臭剤

石油系の合成界面活性剤は高い洗浄力を持っていますが、高濃度で使用すると肌荒れを起こすといった、人体へ影響を及ぼす可能性があります。
また、界面活性剤はネバリケを持っており、スプレーを使用した後に空気中に浮遊しているホコリや汚れを固めてしまい、こびりつかせてしまう原因となることもあります。

一方、天然由来成分のものはベタツキが少なく、寝具など直接私達の肌に触れる布製品にも使用が可能なものが多いです。布団にスプレーしてから天日に干しておくと、頑固な臭いも少なくなります。
また、臭いを吸収してしまう壁紙などにもかるくスプレーをすることで、臭いが抑えられます。水ふきの出来る壁紙に対しては、スプレーしてから拭き取ることでより高い消臭効果を得ることができます。

天然由来成分配合の消臭剤は、私達の暮らしの様々なシーンで吹きかけるだけで気になる臭いを抑えることができ、かつ人や環境に優しい消臭剤です。