界面活性剤とは
界面活性剤とは、どういう効果を持つのでしょうか。水と油を混ざり合わせる作用を持ち、洗剤やマーガリン、化粧水といったさまざまな場面で使用されています。今回は、界面活性剤のもつ作用について詳しく解説してい
臭いについての対処法や、ホテルや旅館などの様々な場面に合わせた消臭方法をご紹介しています。
消臭剤によく使用される消臭成分には活性炭、光触媒、オゾン、塩素系消臭などがあります。また、消臭方法としてマスキングと呼ばれる方法があります。こういった代表的な消臭成分や消臭方法がどのような特徴を持っているのか、ベチベルミストが持つ特徴と併せてご紹介します。
活性炭は、表面に微細な穴がたくさん開いた構造をしており、空気中の小さな粒上の有機物を取り込む性質があります。この性質により悪臭の元となるニオイ物質を吸着することができるため、消臭作用が得られます。
しかし、穴が全て埋まってしまうと、ニオイ物質を取り込むことができなくなってしまいます。熱を与えて吸着した分子を放出すれば、繰り返し使用することができます。この時、吸着したニオイ物質が同時に放出されることもあるので、風通しが良い場所で天日干しなどをして熱を与えるのが良いでしょう。
光触媒やオゾン、塩素系消臭は化学反応を利用してニオイ物質を分解させます。
①光触媒について
光触媒は光を利用してニオイ物質と触媒の間に酸化還元反応を起こさせ、ニオイ物質を悪臭のしない別の物質に変えて消臭します。この消臭作用は日光など、光が届く場所のみで発揮されます。
酸化還元反応後は、悪臭が再度放出されることはありません。
②オゾンについて
オゾンは強い酸化力を持ち、オゾンと接することでニオイ物質は酸化反応を起こし、別の物質と水蒸気に分解されます。分解後はニオイ物質が再度放出されることはありません。
ただしオゾンは高い消臭作用を発揮する反面、人体に有害であるとされるので、使用時には厳重な注意が必要です。
独立行政法人、国民生活センターの「家庭用オゾン発生器の安全性」では、使い方によっては危険なオゾン濃度となるものがあるので、専門知識のない消費者が安全に使用することは難しいとしています。
参考:国民生活センター「家庭用オゾン発生器の安全性」
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20090827_1.html
③塩素系消臭について
塩素系消臭はニオイ物質を次亜塩素酸、もしくは二酸化塩素と結合させ、酸化反応を起こします。これによりニオイ物質は水などに分解され、高い消臭や殺菌作用が得られます。
ただしオゾン同様に、高い消臭作用を発揮する反面、人体や環境への影響が問題視されており利用する際には厳重な注意が必要です。
独立行政法人、国民生活センターの「二酸化塩素による除菌をうたった商品」では、二酸化塩素による部屋の除菌をうたっている商品は、二酸化塩素の放散がほとんど確認できないものもあるし、一方で使用開始当初に放散の速度が大きくなるものもあるとし、使用に際して厳重な注意が必要だとしています。
参考:国民生活センター「二酸化塩素による除菌をうたった商品」
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20101111_1.html
ベチベルミストはテルペン系消臭剤と呼ばれています。テルペンとは植物から、もしくは植物の精油から得られる物質です。
ベチベルのエキスを構成する炭化水素の中に、セスキテルペンと呼ばれる物質が多く含まれており、このセスキテルペンがニオイ物質と結合して分解し、別の物質に変えるため消臭作用を発揮します。
ベチベルのエキスに含まれる分子は、構造式が − OH と表されるヒドロキシ基や、−C(=O)− と表されるカルボニル基などの官能基を持ちあわせているため、通常のテルペン系消臭では消臭しきれない幅広いニオイ物質にまで親和性を持って混ざり合うことで、ニオイの元を分解できると言われています。
強い香りを発生させて悪臭を感じさせないようにする方法を、マスキングと呼びます。強い芳香により、人間の嗅覚に悪臭を感じさせないようにする感覚的な消臭方法です。
ただし、時間の経過とともに芳香が消えると消臭作用も消えてしまいます。
濃度の高い臭いには消臭作用が薄く、悪臭と混ざりあうことで芳香がさらに悪臭に感じてしまうケースもあるようです。
ベチベルライフで扱っているベチベルミストは、マスキングとは違い臭いそのものを消臭することができます。
また、幅広い臭いを消臭することができ、他の消臭成分とは異なり人体や環境にも優しいため、ご家庭やホテル、旅館などでも気軽にご利用いただけます。ぜひ一度お試しください。