雑菌を伸ばしてない！？ 拭き掃除のコツについて

机の上や棚、テレビ台など、ホコリや汚れが目立ってきたら拭き掃除をするでしょう。しかし、間違った方法で拭き掃除をしてしまうと、一見キレイになったと思っても、雑菌を伸ばしてしまったり、臭いをまき散らしてしまったりなど、かえって逆効果になることがあります。ここでは、拭き掃除の注意点やコツなどについて紹介していきます。

拭き掃除の注意点

拭き掃除をする際、大半の人はタオルやふきんを水に濡らし、絞ってから机などを拭いているでしょう。実は、拭き掃除をするときは以下のような点に注意をしないと、かえって汚れがひどくなってしまうことがあります。

水で洗っただけのタオルを使用し続ける

拭き掃除をする際に水を使う方法は一般的ですが、もちろん水には除菌や殺菌効果はありません。特に汚れがつきやすい、キッチン周りの台拭きは雑菌が繁殖しがちなので、水で絞っただけの台拭きを使いまわすと、台拭きに潜む雑菌がテーブルなどに付着してしまいます。

台拭きを毎回洗濯機に入れて洗って、天日干ししているのなら清潔に保てますが、多くの人はそのまま水洗いして、シンクの近くに干しているだけではないでしょうか。単に水洗いしただけの台拭きを常温で乾かした場合、数時間後には菌の量が何倍にも増えると言われています。このように、軽く水洗いしただけのタオルやふきんをそのまま使うのは、とても不衛生であることが分かります。

悪臭がするタオルを使用する

悪臭を発しているタオルやふきんは、すでに多くの雑菌が繁殖している状態です。たとえ水で丁寧に洗ったとしても、殺菌されずいやな臭いをまき散らしてしまうので、使わないようにしましょう。悪臭を発するタオルは洗剤などでしっかり洗い、天日干しするなどしてから使うようにしてください。

拭き掃除を行う際のコツ

では、実際に拭き掃除をする際は、どのような点に注意して行えば良いのでしょうか？ 下記で拭き掃除を行うときのコツを紹介します。

使用前にタオルをしっかり洗う

拭き掃除に使うタオルは、手洗いで汚れをしっかり落としてから使うようにしましょう。もともとタオルに菌が付着していたとしても、洗剤などを使って手洗いをすればある程度菌を落とすことができるはずです。

拭く場所によってタオルを使い分ける

たとえば、シンクやガスコンロ周りで使っている、油汚れがたっぷりと付いたふきんでテーブルなどを拭いてしまうと、あまり汚れていなかったテーブルにまで油汚れが付着してしまいます。拭き掃除をする際は、食卓用、キッチン回り用、シンク用など、使用する場所によって使い分ければ、雑菌を広げてしまう危険性もありません。

除菌効果のある消臭剤を併用する

上述した方法と一緒に除菌効果のある消臭剤を併用することで、悪臭を抑えることができます。拭き掃除に使ったタオルを洗い、乾燥させるときに消臭剤を使用すると良いでしょう。
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今回は、拭き掃除をする際の注意点やコツを紹介しました。キレイに拭き掃除をしているつもりが、かえって汚れを塗り広げることにならないように、拭き掃除をする際は上記の内容に注意して行いましょう。

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