空気清浄機の消臭効果と選び方について
PM2.5や黄砂等といった、空気中の有害物質に対する私達の意識が高まっており、家庭用空気清浄機を持つ家庭が増えています。空気清浄機はどんな機能を備えているのか、またその選び方についてご紹介します。
臭いについての対処法や、ホテルや旅館などの様々な場面に合わせた消臭方法をご紹介しています。
一日中家にいる時には気付かなくても、外出先から帰宅した際に嫌な臭いが鼻を突き、不快な思いをしたことがある人は少なくないかと思います。
不快な臭いは、台所やリビング、浴室、玄関など、あらゆる場所から発生する可能性があり、目には見えない「ニオイ分子」が空気中を漂い、やがて布製品や家具、壁紙に付着するのです。特に、面積の広いカーテンやカーペットは、臭いが付着しやすいため要注意です。
ここでは、カーテンやカーペットについてしまった臭いの対処法についてご紹介します。
面積の広いカーテンやカーペットは臭いが吸着しやすいと言われています。
カーテンやカーペットに残る臭いの原因には、キッチンに保管してある食品そのものの臭いや、料理や加熱によって発生するもの、タバコ臭、体臭などの他、プラスチック製品から発生するホルムアルデヒドなどが考えられます。
また、窓から入る粉塵や、外から持ち帰ってしまった砂を含んだホコリがカビやダニを繁殖させ、臭いの原因を作っている場合もあります。特に、湿気の多いシーズンは繁殖力が増すため要注意です。
さらに、カーテンやカーペットの素材が静電気を起こしやすいものであると、ニオイ分子やホコリを引き寄せやすくなります。
カーテンやカーペットに付着した臭いをそのまま放置すると、臭いの原因物質であるチリや汚れ、外から持ち帰った花粉やダニなどの物質によりアレルギー反応を引き起こし、吐き気や目の痛み、じんましん、めまいなどをおこす恐れがあります。
洗濯をして天日干しをすれば、ある程度臭いを除去することができますが、家庭用洗濯機でカーテンを洗うことはなかなか骨が折れる作業になります。特に、カーペットの場合は専門の業者にクリーニングを依頼することが望ましいでしょう。
カーテンやカーペットは、洗濯するのに手間がかかってしまうため、できるだけ臭いが付着しないよう、日々のお手入れを欠かさないことが大切です。
お手入れ方法としては、まず部屋の換気を頻繁に行うこと。臭いが布製品や家具に付着した後では効果が出ないので、臭いが気になった時だけでなく、朝晩など定期的に行う習慣をつけましょう。
また、カビやダニの原因となるホコリも丁寧に取り除いてください。掃除機をかけにくいカーテンはゴム手袋をはめた手で優しくなでるようにホコリを除去。重なり合った部分やカーテンレールの上まで丁寧に掃除しましょう。
カーペットのお手入れ方法としては、まめに掃除機で汚れを吸い取ることがお手入れの基本となります。カーペットの奥に入りこんでいるチリやホコリをとるよう丁寧にかけることを心掛けてください。また、カーペットは寝転がったり歩いたりする場所なので、皮膚や足裏が触れることにより皮脂で汚れているケースが多く、この皮脂が部屋の様々な臭いの原因物質をくっつけるためお手入れが必要です。この皮脂汚れは酸性の汚れですので、水に溶かすと弱アルカリ性となる重層スプレーを吹き付けた上で、きれいな雑巾で拭きあげることで取り除くことが効果的です。ただ、カーペットによっては色落ちする場合もありますので、目立たない箇所でテストしてから行いましょう。
部屋の臭いを断ち切るためには、臭いの発生源を作らないことはもちろん、ニオイ分子を空気中に漂わせないために換気を習慣化するなど、常に気を付けることが大切です。