スメハラ対策!気になる口臭を抑える方法
セクハラ、パワハラ、マタハラなど、オフィスにはさまざまなハラスメントがありますが、近ごろ得に注目されているのが臭いに関するハラスメント「スメルハラスメント」です。そこで今回は、口臭を抑えるためのポイン
臭いについての対処法や、ホテルや旅館などの様々な場面に合わせた消臭方法をご紹介しています。
みなさんは、「耳の後ろの臭い」が気になったことはありませんか? 混雑したエレベーターや満員電車の中では顔と顔が接近するため、耳の後ろの臭いが気になるシーンも多いはずです。しかし、なぜあまり汚れるイメージのない耳回りが臭くなるのでしょうか? そこで今回は、耳の後ろの臭いの原因や対策について紹介したいと思います。
耳の後ろが臭う原因にはいくつかありますが、大きな原因の1つに「皮脂」による雑菌の繁殖が挙げられます。耳の後ろには、皮脂腺がたくさん集まっている場所があり、その腺から多くの皮脂が分泌されています。元々皮脂は、肌を保湿したり、外部の刺激から肌を守ったりするという重要な役割があります。しかし、皮脂がたくさん分泌されると酸化がはじまり、臭いの元となる物質が発生します。これが臭いの原因となって、耳の後ろが臭うのです。
耳の後ろ側は入浴の際に洗い忘れをしやすいため、普段からしっかりとケアを行わないと、臭いの発生源になりやすい場所なのです。
ほかにも、皮脂腺から出る分泌物自体が臭うケースや、先天性耳瘻孔(じろうこう)や外耳炎など、耳の病気が原因で臭いを発生する場合もあります。耳の病気による臭いは、耳の穴の中や膿から、臭いを発する分泌物が出ているケースも見られるので、どこから臭ってきているかをきちんと確認して原因を特定しましょう。
では、定期的にできる耳回りの臭い対策を考えてみましょう。
まず、耳掃除の頻度ですが、理想としては2~3週間に1回程度が目安で、多くても1週間に1回程度にしておくのがちょうど良いでしょう。耳の穴はデリケートですから、掃除をすればするほど耳に傷が付いてしまうので、やりすぎないようにしてください。
また、掃除する深さは穴の入口から1cm程度までが目安です。耳垢は、基本的に耳の穴から約1cmまでの場所に溜まるため、それ以上の深さまでは掃除しないようにしましょう。
耳かきは優しくし、ゴリゴリ削るような掃除はしないように注意します。
耳を洗う際は、場所によって洗い方を変えるのがポイントです。一番臭いの気になる耳の後ろ側は、しっかり石鹸を泡立てて優しく洗います。洗いすぎると、肌を傷付ける恐れがあるので、垢や汚れが落ちる程度にしましょう。
耳の正面や耳の穴回りは、タオルで耳に沿うように優しく拭き洗いします。耳の穴まで石鹸を使うと、洗い流し切れず、肌が荒れてしまう恐れもあるので、行わないようにしてください。
正しい耳掃除や耳洗いをマスターしたら、次は食生活を改善してみましょう。臭いを抑える上で重要なことは「皮脂の過剰分泌を抑える」ことです。つまり、脂っこい食事を控えるということ。これは、耳の後ろの臭いだけでなく、体や頭皮の臭いを抑える効果も期待できるので、食生活の見直しは、体中の皮脂を減らす上で重要なポイントです。
中華料理や焼肉、揚げ物など、動物性脂肪の多い食品は、皮脂分泌が大量に行われるので控えましょう。また、砂糖を多く含む甘い食べ物も良くありません。
皮脂の過剰分泌を防ぐ食材としては、ビタミンや食物繊維を豊富に含む食材がおすすめです。これらの栄養素は、野菜や根菜類、魚、海藻などに多く含まれています。このように、肉中心から野菜中心の食生活に変えることが、臭い予防の近道だと言えるでしょう。
耳の後ろの臭いは、意外と知られていない臭いを発する部位の1つで、気付かない間にスメルハラスメントの張本人になっていることも考えられます。上記の内容を参考に、耳の臭いと上手に付き合ってみてください。