周り迷惑かけてない？体の臭いの原因と対処法

多くの人が気になる自分の体の臭い。しかしいざ対策をしようと思っても、どのようなやり方が効果的なのか分からない人も多いのではないでしょうか。また、体の臭いを消すために行っている行為が、実はかえって臭いの原因となってしまっているケースもあるようです。ここでは、体の臭いの原因や正しい対処法などについて紹介します。

体の臭いの原因とは？

体から発生する臭いの元となるのは、皮膚に付着している汗や皮脂などで、これらが酸化したり、雑菌が付着したりして臭いを放つようになります。汗や皮脂などの成分は、自分が食べた物によっても変化するため、「食生活」が体臭の原因となっていることが考えられます。

また、喫煙をはじめとした生活環境や、体調によっても体の臭いが変化します。タバコの煙が直接体にかかるのも原因の1つであり、体にかかった煙を吸うことで、ニコチン成分をはじめタバコのさまざまな成分が血中に染み込み、汗となって表皮に現れます。「タバコを吸っていなくてもタバコ臭い」というのは、これが原因と言われています。

さらに、体は洗えば洗うほど臭いがなくなるのでは？ と思われがちですが、「体の洗いすぎ」はかえって逆効果です。体の表面には様々な最近が常在しております。その中でも「表皮ブドウ球菌」は体にとって役立つ善玉菌で、皮脂や汗を食べることで、皮膚を弱酸性に保って刺激から肌を守ってくれたり、良い匂いを発っしたりする効果が期待できます。しかし体をゴシゴシ洗いすぎてしまうと、表皮ブドウ球菌を含む様々な細菌を大量に洗い流してしまうこととなり、逆に臭いを発する細菌が発生したり、肌のコンディションを悪化させてしまう事もあるので注意しましょう。

体の臭いを断つためには？

脂肪分やたんぱく質が多い食事は、体臭の原因と言われています。焼肉や揚げ物、中華料理などは動物性脂肪が多いため、これらの食事を控えるようにします。また、砂糖を多く含む甘いお菓子も皮脂を過剰分泌させやすいので、摂取を制限しましょう。

体臭予防に効果がある食事としては、野菜のように食物繊維が多い食べ物や、ヨーグルトのように乳酸菌が多く含まれた物が良いでしょう。腸内をきれいにして、臭いの元となる成分を減らしてくれます。もしたんぱく質を摂取するのであれば、脂肪分の少ない肉や魚を摂るようにしてください。

喫煙対策としては、タバコを吸わないのはもちろんですが、髪や衣服にタバコの臭いが付着することがないように、喫煙所や喫煙席に立ち寄らないのも大切です。

また体を洗う場合、特に臭いの強い部分をゴシゴシと洗いがちですが、柔らかいタオルを使って優しく洗うようにしてください。硬いナイロンタオルで強くこするのは、逆効果なので控えましょう。

体の臭い対策をする際の注意点

体の臭い対策の1つとして、香料が含まれた柔軟剤や香水を利用する方法があります。これは、根本的な体臭対策にはなりませんが、手軽な体臭対策として行っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、香料の含まれた柔軟剤や香りの強い香水の使用は、臭い対策としてはあまりおすすめできません。一時的に臭い成分を香料で包み込むことはできますが、時間が経つとまた臭いだしてしまします。しかも、香料の含まれた柔軟剤や香水の臭いを苦手とする人も多くおり、「良い香りだから大丈夫だろう」と体臭対策として行っていた行為が、かえって人を不快にさせてしまうことがあるのです。

そこで、香水や香料の含まれた柔軟剤の代わりに、消臭剤を活用するのが効果的です。無香料タイプであれば、香料が発する強い臭いに悩まされることもありませんし、自然由来成分の消臭剤を使えば、衣類のように直接肌に触れる物にも使うことができます。特に、会社などビジネスシーンの場合は、体臭を発することでスメルハラスメントの原因ともなりかねないため、効果的に消臭剤を使用することをおすすめします。

体臭は食生活や環境などさまざまな原因で起こります。臭いをやわらげるために体を洗いすぎるのは逆効果であるといった注意点もあります。今回ご紹介した内容を参考にしながら、自分の体の臭いと上手に付き合ってみてください。

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