ベチベルライフ コラム

臭いについての対処法や、ホテルや旅館などの様々な場面に合わせた消臭方法をご紹介しています。

各空間の臭いについて

トイレの臭い対策。アンモニア臭を消臭する方法

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昔は主流だった汲み取り式トイレに比べて、水洗トイレが普及した現代においても、トイレは家庭内において強い悪臭を発生する場所となっています。
今回は、トイレの臭いの対策をご紹介します。

嫌なアンモニア臭は、消臭剤で即対策!

トイレの悪臭と言えば、なんといっても鼻にツンとくるあの臭い。主に人間の尿に含まれるアンモニアが元で発生する悪臭です。
アンモニアは、「悪臭防止法(生活環境の保全のために、工場などから発生する悪臭を規制する法律)」でも指定されているニオイ物質です。
まずはこのアンモニアを取り除くことが、トイレの臭い対策に必要です。

トイレのアンモニア臭に限らず、嫌な臭いに即効性があるのは消臭剤です。多彩な消臭成分や消臭方法を採用した各種消臭剤が市場に出回っていますが、強い臭いで悪臭を感じさせないようにする芳香剤はおすすめできません。
臭気を他のにおいで隠蔽するマスキング方式の消臭剤は、アンモニアなどの強い臭いを発生させる場所で使用すると、悪臭と混ざり合ってさらに不快な臭いになってしまうことがあります。

据え置き型のベチベルビーズやスプレータイプのベチベルミストなら、天然由来成分がニオイの分子を分解してしまうので、臭いが混ざり合ってしまうこともなく、人体・環境にも安全です。
また、日本食品分析センターで行った消臭試験では、アンモニアの臭いがわずか5分で最大26%まで減少したという結果が出ています。
ベチベルミストは、安全性だけでなく高い効果も併せ持っており、トイレの悪臭にお困りの方に、ぜひ使っていただきたい消臭剤です。

アンモニアの汚れには「酢水」を試してみよう

消臭剤は即効性がありますが、トイレの汚れ自体を取り除かなければ時間が経てばまた悪臭が発生することがあります。臭いの元を除去するためには、定期的な清掃も行いましょう。

トイレの臭いの主な原因となるアンモニア汚れには、酢水が効果的です。アルカリ性であるアンモニアを中和するのは酸性の物質ですので、酸性であるクエン酸や酢はアンモニア汚れを落とす力を持っています。

100cc程度の水に10ccのクエン酸や酢を加えて汚れた部分にかけ、しばらく置いてからブラシなどでこすります。酸の力で頑固な尿などの汚れが落ちやすくなります。酢の量は、汚れの度合いに応じて適宜調整してください。
掃除後の酢の臭いが気になるという方は、ミントオイルなどを加えると良いでしょう。

トイレマットや便座カバーに染み付いた臭いが悪臭発生源?!

トイレマットや便座カバー、トイレットペーパーカバーなど、トイレ内に布製品を使用している場合、直接汚れがついていないからと長期間使用を続けると、悪臭が染みついてしまいます。

臭いが染みついたマットなどはそれ自体が悪臭発生源になります。便器や床、壁などをどんなにきれいに保っても、トイレマットなどに臭いが染みついていては悪臭が消えません。
特に汚れが目につかない場合でも、少なくとも週に一度は布製品を洗濯し、清潔なものに交換するように心がけましょう。

家庭の中でも、トイレは強い悪臭を生み出す場所になりやすい場所です。清掃を定期的に行い、清潔で快適なトイレをキープしましょう。