ベチベルライフ コラム

臭いについての対処法や、ホテルや旅館などの様々な場面に合わせた消臭方法をご紹介しています。

臭い・匂いのマナーについて

良い匂いがすると言われるためのポイントとは?

女性でも男性でも、「良い匂いがする」と思われる人はそれだけで魅力的です。では、どのような点に気を付ければ、周囲にそう思ってもらえるのでしょうか。今回は、良い匂いがすると言われるためのポイントについて考えてみました。

良い匂いの条件は「ほんのり香る」こと

嗅覚は、五感の中でもより原始的で本能的な感覚だと言われます。そのためか、一言で「良い匂い」といっても人それぞれに好みの違いがあり、なぜか惹かれる、好ましいと感じるといったように、ロジックでは説明しづらい良し悪しが存在します。つまり、良い匂いというのを定義づけるのは難しいのですが、一つ言えるのはどんな匂いであっても過剰な匂いは避けられやすいということでしょう。それが体から香るものであればなおさらです。

「この人、良い匂いがする」と思われるのは、ほんのりと香る程度の匂いであることが多いはずです。特に、日本人はその傾向が強いかもしれません。良い匂いを演出したいときは、前提としてほんの少し、ふわりと香らせることを意識してみましょう。

まずは「臭い」を絶ちましょう

好きな匂いを香らせる前に、体臭や口臭などの「臭い」をシャットアウトしておく必要があります。もともとのベースが臭いのでは、そこにいくら良い匂いを付け加えても、もとの臭いと混ざりさらにひどい臭いなるケースもあります。そのため、最低でも次の2点はきちんとケアしておきましょう。

臭いの発生しやすい部位をしっかり洗う

入浴したら、首の後や耳の裏をしっかりと洗いましょう。これらは当然のことですが、体臭は自分でも気付かないことが多いので、念入りかつ忘れずに行ってください。

また、わきや足、股間などのデリケートゾーンも臭いが発生しやすい部位です。シャワーで洗い流すよりも、ゆっくりとお湯につかり、その後、殺菌効果のある石鹸などを使って優しく洗って、臭いの原因となる雑菌を退治するのが効果的だと言えます。

歯磨きは舌の上も軽くブラッシング

口臭予防には、歯磨きも欠かせません。念入りに歯を磨くことは当然ですが、その際、舌の上も軽くブラッシングしてみましょう。舌を磨いたことがない人が舌磨きを行うと、口臭が驚くほど減るというケースもあります。

ただし、舌はデリケートな部位で傷付きやすいので、歯ブラシでゴシゴシとこするのではなく、水だけを歯ブラシに付けて優しく撫でるようにしましょう。その際、歯ブラシではなく専用の舌ブラシ、舌クリーナーを用意するのがおすすめです。

さりげなく良い匂いを漂わせる

もともとの臭いを断ち切ったら、あとは自分の好きな匂いを漂わせてみましょう。ここではあくまで、さりげなくほんのりと香らせる方法を紹介します。

小物類に香水を付ける

匂いをさせるためのアイテムとして、すぐに思い浮かぶのは香水でしょう。香水は、入浴後など肌がきれいなときに、汗ばんでいない状態でつけるのが基本です。手首やうなじ、足首などに少しつければ効果があります。

しかし、もっとさりげなく香りを漂わせるなら、ハンカチやポーチなどの小物にほんの少し香水をつける方法もあります。ただし、香水にはアルコールが含まれているので、革製品やシルクに付けると色落ちしたり、シミになったりすることがあります。もし心配なら、ムエットと呼ばれる試香紙や、コットンに少し付けたものをバッグや財布に入れておくだけでも、ほんのりとした香りが楽しめます。

ほのかに香るボディクリーム、ハンドクリームを付ける

もう一つ、ボディクリームも香りのために役立つアイテムです。肌になじんでふわりと香るものが多く、匂いの持ちも良いので香水より使いやすいという人もいます。もともと保湿効果アップのための製品なので、乾燥肌対策としても役立ちます。

また、ハンドクリームも香り重視で選ぶと、楽しみ方が広がります。女性が使う場合、ボディクリームやハンドクリームの穏やかな香りは、男性ウケしやすい点も見逃せません。男性には、シャンプーや石鹸などの香りが好きという人が多いように、化粧品っぽい匂いよりも、清潔感や自然さを感じさせる匂いの方が人気が高いためです。

このように、良い匂いは自分で作り出すことができます。「良い匂いだね」と周りから言われるためにも、自分の好きな匂いを探してみてはいかがでしょうか。